地震や台風、大雨による水害など、日本では毎年のように自然災害が発生しています。「うちは大丈夫」と思っていても、いつ・どこで被災するかは誰にもわかりません。
実際に被災した方の多くが「もっと早く準備しておけばよかった」と後悔しているというデータもあります。防災グッズは、災害が起きてからでは手に入らないものがほとんどです。
この記事では、本当に役立つ防災グッズを厳選しておすすめ一覧としてまとめました。何から揃えればいいかわからない方も、この記事を参考にすれば必要なアイテムがひと目でわかります。
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防災グッズを備える前に知っておきたい基本知識
防災グッズを揃える前に、まず知っておきたいのが「どれくらいの期間を想定して備えるか」という点です。一般的に、最低でも3日分、できれば7日分の備蓄が推奨されています。これは、大規模災害の場合にライフラインの復旧や支援物資の到着に時間がかかるためです。
また、防災グッズは大きく分けて2種類あります。一つは「持ち出し用」で、避難時にすぐ持って逃げるためのもの。もう一つは「備蓄用」で、自宅で過ごす場合に必要なものです。この2つを分けて考えることで、本当に必要なアイテムが見えてきます。

【水・食料】生きるために欠かせない防災グッズ
災害時にまず確保したいのが水と食料です。ライフラインが止まった状態では、飲料水の確保が最優先事項になります。
飲料水
飲料水は1人1日3リットルが目安です。3日分なら9リットル、7日分なら21リットルが必要になります。長期保存水なら5年〜15年保存できるものもあるので、入れ替えの手間を減らしたい方にはおすすめです。
非常食
非常食は調理不要でそのまま食べられるものを中心に揃えましょう。具体的には以下のようなアイテムが定番です。
- アルファ米(お湯or水で戻せるご飯)
- 缶詰(ツナ、サバ、焼き鳥など)
- 乾パン・ビスケット類
- レトルト食品(カレー、おかゆなど)
- 栄養補助食品(カロリーメイト等)
- チョコレートや飴などの甘味
非常食は「普段から食べ慣れているもの」を選ぶのがコツです。災害時はストレスが大きく、食欲が落ちやすいため、馴染みのある味のほうが食べやすくなります。ローリングストック方式で、普段の食事に取り入れながら買い足していくのがおすすめです。
【照明・電源】停電に備える防災グッズ
災害時には停電が長期化するケースが少なくありません。照明や電源の確保は、安全面でも精神面でも非常に重要です。
LEDランタン・懐中電灯
停電時に真っ暗な中で過ごすのは想像以上に不安なものです。LEDランタンは広範囲を照らせるため、室内での使用に最適です。懐中電灯は移動時に便利なので、両方あると安心できます。
モバイルバッテリー・ポータブル電源
スマートフォンは災害時の情報収集に欠かせません。モバイルバッテリーは容量10,000mAh以上のものを最低1つ、できれば2つ以上備えておきましょう。さらに余裕があれば、ポータブル電源があると家電も使えて便利です。停電時の電源確保の全体像は以下の記事で詳しく解説しています。

手回し充電ラジオ
電池切れの心配がない手回し充電式のラジオは、長期間の停電でも情報を得る手段として活躍します。ラジオ機能に加えて、LEDライトやスマホ充電機能が付いた多機能タイプが人気です。


【衛生用品】清潔を保つための防災グッズ
断水時にはトイレや入浴ができなくなります。衛生環境の悪化は感染症のリスクを高めるため、衛生用品の備えも重要です。
簡易トイレ
簡易トイレは1人1日5回分を目安に用意しましょう。凝固剤と防臭袋がセットになった使い捨てタイプが便利です。断水時に最も困るのがトイレ問題で、実際に被災された方のアンケートでも「トイレが一番困った」という声が多数を占めています。簡易トイレの種類と選び方は以下の記事で比較しています。



ウェットティッシュ・体拭きシート
入浴できない状況でも体を清潔に保つために、大判の体拭きシートがあると助かります。ウェットティッシュは手指の消毒や食器の代わりにも使えるので、多めに備えておくと良いでしょう。
その他衛生用品
- マスク(粉塵対策にも)
- 歯みがきシート
- 消毒用アルコール
- 生理用品
- ゴミ袋(大小各サイズ)
【情報・安全】身を守るための防災グッズ
災害時には正確な情報を入手し、身の安全を確保することが最優先です。以下のアイテムは命を守るために重要な役割を果たします。
ヘルメット・防災ずきん
地震の際には落下物から頭を守る必要があります。折りたたみ式のヘルメットなら収納場所を取らず、備えやすいです。
ホイッスル
建物の下敷きになった場合、声を出し続けるのは体力的に限界があります。ホイッスルがあれば少ない体力で救助を呼ぶことができます。防災リュックに必ず入れておきたいアイテムです。
軍手・スリッパ
ガラスの破片やがれきの中を移動する際に、手足を保護するために必要です。底が厚い防災スリッパなら、ガラス片を踏んでも安心です。


【季節・環境別】あると便利な防災グッズ
基本的な防災グッズに加えて、季節や家庭の状況に合わせたアイテムも準備しておくと安心です。
夏の防災対策
- 携帯扇風機・うちわ
- 冷却シート・瞬間冷却パック
- 虫除けスプレー
- 塩分タブレット
冬の防災対策
- アルミブランケット(エマージェンシーシート)
- カイロ(貼るタイプ・貼らないタイプ)
- 防寒着・ネックウォーマー
アルミブランケットは夏冬問わず必須のアイテムです。薄くてコンパクトなのに保温性が高く、雨風も防げるため、1人1枚は必ず用意しておきましょう。冬の防災対策の詳細は以下の記事で解説しています。



防災グッズおすすめ一覧チェックリスト
ここまで紹介したアイテムを一覧にまとめました。まだ揃っていないものがあれば、優先度の高いものから順番に準備していきましょう。
防災グッズは「買って終わり」ではありません。食品や電池には使用期限があるため、定期的にチェックして入れ替える必要があります。半年に1回は中身を確認する習慣をつけましょう。
| カテゴリ | アイテム | 目安数量(1人分) |
|---|---|---|
| 水・食料 | 飲料水 | 9L〜21L |
| 水・食料 | 非常食 | 3日〜7日分 |
| 照明・電源 | LEDランタン | 1〜2個 |
| 照明・電源 | 懐中電灯 | 1個 |
| 照明・電源 | モバイルバッテリー | 1〜2個 |
| 照明・電源 | 手回し充電ラジオ | 1個 |
| 衛生用品 | 簡易トイレ | 15〜35回分 |
| 衛生用品 | ウェットティッシュ | 3〜5パック |
| 安全 | ヘルメット | 1個 |
| 安全 | ホイッスル | 1個 |
| 安全 | 軍手 | 1組 |
| 防寒 | アルミブランケット | 1枚 |


防災グッズを揃える際のポイント
防災グッズを効率よく揃えるためのポイントをいくつか紹介します。
家族構成に合わせて準備する
小さなお子さんがいる家庭、高齢者がいる家庭、ペットがいる家庭では、それぞれ必要なものが異なります。家族全員分を考えて、人数分のアイテムを用意しましょう。
定期的に見直す
防災グッズは半年に1回、できれば「防災の日(9月1日)」と「3月11日」のタイミングで見直すのがおすすめです。食品の賞味期限や電池の残量を確認し、必要に応じて入れ替えましょう。見直しのチェックポイントは以下の記事で詳しく紹介しています。



実際に使ってみる
買っただけで使い方がわからないのでは意味がありません。特に簡易トイレやアルファ米は、一度試しに使ってみることをおすすめします。
防災グッズの選び方について詳しく知りたい方は、内閣府防災情報ページや、NHK防災情報も参考にしてみてください。また、各自治体が公開しているハザードマップは国土交通省ハザードマップポータルサイトから確認できます。


防災グッズおすすめ一覧に関するQ&A
Q. 防災グッズは全部でいくらくらいかかりますか?
A. 1人分の基本セットで1万円〜2万円程度が目安です。100均で代用できるものも多いため、予算を抑えたい場合はまず100均で揃えられるものから始めると良いでしょう。ポータブル電源など高額なアイテムは、余裕ができてから追加するのがおすすめです。
Q. 防災グッズはどこに置いておくべきですか?
A. 持ち出し用の防災リュックは玄関付近に置いておくのが基本です。備蓄品はキッチンや押し入れなど、分散して保管するのがおすすめです。一箇所にまとめると、その場所が被害を受けた際にすべて使えなくなるリスクがあります。
Q. 防災グッズの使用期限はどれくらいですか?
A. アイテムによって異なりますが、長期保存水は5年〜15年、非常食は3年〜5年が一般的です。電池は使用推奨期限を確認し、期限内に交換しましょう。半年に1回チェックする習慣をつけると安心です。
Q. 一人暮らしでも防災グッズは必要ですか?
A. 一人暮らしだからこそ必要です。災害時に助けを求められる人が近くにいない可能性があるため、自分で自分を守る備えが重要になります。最低限の持ち出しセットだけでも準備しておきましょう。

