防災グッズというと、懐中電灯や非常食など性別に関係なく共通のアイテムが思い浮かびますが、実は女性だからこそ必要な備えがたくさんあります。過去の災害では、避難所で生理用品が足りなくなったり、着替えやプライバシーの確保に苦労したりと、女性特有の困りごとが多数報告されています。
市販の防災セットは男女兼用のものが多く、女性特有のニーズに対応しきれていないのが現状です。生理用品、スキンケア用品、防犯グッズなど、「なくても死なないけど、ないと非常につらい」アイテムは自分で追加しておく必要があります。
この記事では、女性が防災グッズとして準備しておくべきアイテムを、カテゴリー別に詳しく紹介します。すでに防災セットを持っている方も、女性目線でのチェックリストとして活用してみてください。
🛡 防災の備え、できていますか?
防災士と消防士が監修した防災かばん。届いたらそのまま玄関に置くだけ。

- ✅ 防災士&消防士がW監修
- ✅ 必要なもの全部入りで届く
- ✅ 10年間の無料交換保証
- ✅ 届いたら玄関に置くだけで完了
※届いたその日から備え完了
生理用品は最優先で備えるべきアイテム
最低3日分の生理用品をストック
災害時に生理用品が手に入らないというのは、想像以上にストレスのかかる状況です。避難所で配布されることもありますが、種類やサイズが合わなかったり、数が足りなかったりすることが少なくありません。自分が普段使っている生理用品を最低3日分、できれば1周期分(5~7日分)防災バッグに入れておきましょう。
ナプキンは個包装タイプが衛生的です。昼用と夜用の両方を用意しておくと安心です。おりものシートも入れておくと、下着の替えが少ない状況でも清潔を保ちやすくなります。
サニタリーショーツと防臭袋
生理中に下着の替えがないのは大きなストレスになります。サニタリーショーツを2~3枚、圧縮袋に入れて防災バッグに追加しておきましょう。最近は吸水ショーツ(月経カップとの併用タイプ)もあり、ナプキンが手に入らない状況でのバックアップとして心強い存在です。
使用済みの生理用品を捨てる場所がない場合に備えて、防臭袋は多めに用意してください。黒色の不透明タイプを選ぶと中身が見えず、気持ち的にも楽になります。

衛生・スキンケア用品の備え
水が使えない時のスキンケア
避難生活では入浴や洗顔ができない日が続くことがあります。肌荒れやかゆみに悩まされる方が多いため、拭き取り化粧水やオールインワンジェルなど、水なしで使えるスキンケア用品を備えておくと助かります。ミニサイズやサンプル品を活用すれば、かさばらずに済みます。
メイク落としシート(クレンジングシート)は洗顔代わりにもなるので、普段メイクをしない方にもおすすめです。顔だけでなく首や腕も拭けるので、全身の清潔感を保つのに役立ちます。
ドライシャンプーとボディシート
髪が洗えない状態が何日も続くのは、精神的にもかなりこたえます。ドライシャンプー(水のいらないシャンプー)はスプレータイプやシートタイプがあり、頭皮の汚れやべたつきを軽減してくれます。香りがリフレッシュ効果にもなるため、避難生活のストレス緩和にもつながります。
ボディシートや汗ふきシートも必需品です。特に夏場はこまめに体を拭かないと、あせもや皮膚トラブルの原因になります。大判サイズを選ぶと全身に使えて効率的です。
デリケートゾーンのケア
避難所のトイレは衛生状態がよくないことも多く、デリケートゾーンのトラブルを起こしやすい環境です。デリケートゾーン用のウェットシートや、携帯ビデを防災バッグに入れておくと安心です。また、膀胱炎や膣カンジダなどの感染症を予防するためにも、こまめなケアが重要です。下着を毎日替えられない場合は、おりものシートをこまめに交換することで清潔を保てます。
防犯グッズは女性の防災に不可欠
避難所での犯罪リスク
残念ながら、過去の災害では避難所での性犯罪やのぞきなどの被害が報告されています。内閣府男女共同参画局の防災ガイドライン(www.gender.go.jp・サイト終了)でも、避難所における女性の安全確保の重要性が指摘されています。「災害時にそんなことが起こるはずがない」と思わず、しっかり備えておきましょう。
最低限備えておきたい防犯アイテム
防犯ブザー・ホイッスル・小型ライトは防犯三種の神器です。防犯ブザーはキーホルダー型のものを防災バッグのジッパーにつけておくと、すぐに使えます。夜間にトイレに行く際にはライトを持ち、できるだけ複数人で行動するのが安全です。
就寝時に体の上にかけるブランケットの中に貴重品を入れておく、防犯ブザーを手の届く場所に置いておくなど、ちょっとした工夫で防犯意識を高められます。
着替えスペースの確保
避難所では着替える場所がなく、トイレで着替えたという声も多いです。大判のストールやポンチョがあると、目隠しや授乳カバーとしても使えるので非常に重宝します。100均などで売っているレジャーシート(不透明タイプ)を目隠しカーテンとして使う方法もあります。

衣類・下着の備え方
下着は多めに用意する
下着の替えが足りないのは、避難生活で女性が感じる大きなストレスの一つです。下着は最低5日分を圧縮袋に入れて備えておくのがおすすめです。使い捨ての紙ショーツも販売されており、洗濯ができない状況では非常に助かります。旅行用の圧縮袋を使えば、5日分でもコンパクトに収まります。
動きやすい服装で避難するために
避難時はスカートやヒールではなく、長ズボンとスニーカーが基本です。しかし、自宅にいる時にパジャマ姿で被災する可能性もあります。防災バッグのそばに動きやすい服とスニーカーを1セット置いておくと、すぐに着替えて避難できます。暗い中でもガラス片を踏まないよう、スリッパを枕元に置いておくのも有効な対策です。
カップ付きインナーが便利
避難所では下着を干しにくいのが現実です。カップ付きのタンクトップやキャミソールなら、干していてもブラジャーだと気づかれにくく、1枚で2役をこなしてくれます。速乾素材のものを選ぶと、手洗いしても翌日には乾きやすいので便利です。
妊娠中・授乳中の女性が追加で備えるもの
母子手帳のコピーと常備薬
妊娠中の方は母子手帳のコピー(もしくはスマホで撮影した画像)を防災バッグに入れておきましょう。かかりつけの産婦人科の連絡先、妊娠週数、服用中の薬の情報が書かれた母子手帳は、災害時に別の医療機関を受診する際に非常に重要です。
葉酸サプリや鉄剤など、妊娠中に服用している薬やサプリメントも1週間分を防災バッグに入れておくと安心です。処方薬がある場合は、お薬手帳のコピーも忘れずに。
授乳中のママが備えるもの
授乳中のママは、液体ミルクと使い捨て哺乳瓶を備えておくのはもちろんですが、授乳ケープも防災バッグに入れておきましょう。避難所には仕切りのないスペースも多く、人目を気にして授乳をためらってしまうケースもあります。授乳ケープがあれば、どこでも安心して授乳できます。
また、母乳パッドも忘れがちなアイテムです。ストレスで母乳の出が変わることもあるため、搾乳器(手動の小型タイプ)も用意しておくと乳腺炎の予防になります。

メンタルケアとリラックスグッズ
避難生活のストレスは想像以上
避難所でのプライバシーのなさ、家事や育児の負担集中、先の見えない不安など、避難生活で女性が抱えるストレスは計り知れません。厚生労働省「こころの耳」によると、災害後のメンタルヘルスの問題は女性に多く見られる傾向があります。
小さなリラックスアイテムの効果
好きな香りのハンドクリーム、リップクリーム、アロマオイルなど、小さくても自分を癒せるアイテムを1つ防災バッグに入れておきましょう。些細なことのように感じますが、非日常が続く避難生活では「いつもの自分に戻れる瞬間」が精神的な支えになります。
文庫本や日記帳、推しのグッズなど、自分が好きなものを小さく1つだけ入れておくのもおすすめです。ただし、防災バッグの重量とのバランスは忘れずに。あくまでコンパクトにまとめましょう。
女性向け防災グッズ完全チェックリスト
【生理用品関連】
・ナプキン(昼用・夜用・5~7日分)
・おりものシート
・サニタリーショーツ(2~3枚)
・防臭袋(黒色不透明)
【衛生・スキンケア】
・クレンジングシート
・オールインワンジェル or 拭き取り化粧水
・ドライシャンプー
・ボディシート
・デリケートゾーン用ウェットシート
・携帯ビデ
【防犯】
・防犯ブザー
・ホイッスル
・小型ライト
【衣類】
・下着(5日分・圧縮袋入り)
・カップ付きインナー
・大判ストール or ポンチョ
・動きやすい服+スニーカー
【リラックス】
・ハンドクリーム・リップクリーム
・好きなもの1つ(文庫本・アロマなど)
・市販の防災セットを買ったら、女性用アイテムの追加を忘れずに
・生理用品には消費期限があります。ナプキンの未開封品でも3~5年を目安に入れ替えましょう
・常備薬やピルを服用している方は、処方薬の情報メモを入れておく
・避難所での困りごとは女性スタッフに相談できる体制が整っている場合があります。遠慮せずに声をかけてください


