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赤ちゃんがいる家庭の防災グッズ!必要なものリスト

防災グッズ

避難所には赤ちゃん用のおむつや液体ミルクがほとんど備蓄されていないことをご存じでしょうか。自治体の備蓄倉庫にも乳幼児向けの物資は大人用に比べて圧倒的に少なく、支援物資として届くまでに数日かかるケースが大半です。

過去の災害でも、乳幼児を抱えた家族への物資供給は後手に回りがちだったという報告が多く残っています。2024年の能登半島地震でも、赤ちゃんのおむつやミルクが避難所に届いたのは発災から3〜4日後だったという声が聞かれました。赤ちゃんがいる家庭は、大人用の防災グッズに加えて「赤ちゃん専用の備え」を自分たちで用意しておくことが不可欠です。

災害時の赤ちゃんは大人以上に環境の変化に敏感です。慣れない場所、聞き慣れない音、いつもと違うにおい。すべてがストレスの原因になります。だからこそ、普段からの準備が家族の安心につながります。この記事では月齢別に必要なアイテムを整理し、避難所での過ごし方まで詳しく解説します。

赤ちゃん用防災グッズ必須リスト

液体ミルク(最低3日分)

断水時には粉ミルクを調乳できなくなります。液体ミルクならそのまま飲ませられるため、防災用として最低3日分(1日6〜8回×3日)の備蓄が必要です。常温保存が可能で、使い捨て哺乳瓶とセットで用意しておけば、水もガスも不要で授乳できます。国内メーカーでは明治「ほほえみ らくらくミルク」やグリコ「アイクレオ」などが代表的な商品です。賞味期限は約1年のため、半年に1回は入れ替えのタイミングを確認してください。

おむつ(最低3日分+予備)

新生児なら1日10〜12枚、月齢が上がっても6〜8枚は消費します。3日分で30枚前後、予備も含めて40〜50枚を防災バッグに入れておくのが安心です。赤ちゃんの成長は早いため、月1回のサイズ確認と入れ替えを習慣にしましょう。サイズが合わないおむつは漏れの原因になり、避難所での衛生管理がさらに難しくなります。テープタイプとパンツタイプの両方があると、月齢の移行期にも柔軟に対応できます。

おしりふき(多めに)

おしりふきは断水時に体を拭いたり、手を拭いたりと多用途に活躍します。赤ちゃん用は肌に優しいため大人にも使えます。1パック80枚入りを最低3パックは備蓄しておくと安心です。開封後は乾燥しやすいため、未開封のものを防災バッグに入れて、普段使い用は別に管理するのがベストです。厚手タイプを選ぶと1枚でしっかり拭けるため、使用枚数を節約できます。

離乳食(月齢に合わせて)

離乳食期の赤ちゃんがいる場合は、レトルトの離乳食を3日分以上用意しましょう。パウチタイプなら常温保存ができ、そのまま食べさせることも可能です。アレルギーのある赤ちゃんは対応食を多めに準備してください。避難所では個別対応が難しいケースが大半です。小麦・卵・乳のアレルギー対応離乳食は種類が限られるため、普段から入手先を確保しておくことが重要です。赤ちゃん用のスプーンも忘れずにセットに入れておきましょう。

着替え(3日分)

赤ちゃんは汗や吐き戻しで着替えの頻度が高くなります。肌着と上着を各3セット、季節に合わせて防寒着やおくるみも追加しておきましょう。ジップロック袋に1セットずつ小分けにしておくと、バッグの中が整理しやすく、取り出しもスムーズです。使用済みの衣類を入れるためのビニール袋も数枚用意してください。

抱っこ紐

避難時は両手が空くことが安全確保の大前提です。がれきの中ではベビーカーは使えないため、抱っこ紐が必須になります。普段使いのものとは別に、コンパクトに折りたためるタイプを防災バッグに入れておくと、いざという時にすぐ装着できます。エルゴベビーの「エンブレース」やコニーの抱っこ紐など、軽量で折りたたみやすいモデルが防災用に適しています。

ナビ助
ナビ助
赤ちゃんの成長って本当に早いから、月に1回は防災バッグの中身をチェックしてね。おむつのサイズが合わなくなってた…ってことがないように!

月齢別の追加アイテム

0〜6ヶ月

液体ミルク、使い捨て哺乳瓶、ガーゼ、おしゃぶり(使用している場合)、母子手帳のコピーが必要です。母乳育児中の場合は授乳ケープも忘れずに入れておきましょう。避難所にはプライベート空間がほとんどないため、授乳ケープがあると精神的な負担が大きく軽減されます。また、この月齢の赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、季節を問わずおくるみやブランケットを1枚は入れておくことをおすすめします。新生児期は特にへその緒のケア用品(消毒液・ガーゼ)も必要になる場合があります。

6〜12ヶ月

上記に加えて、離乳食(レトルト)、スプーン、マグカップ、歯固めやお気に入りのおもちゃを追加します。慣れないブランドの離乳食は食べてくれないことがあるため、普段食べ慣れているブランドの離乳食を備蓄するのがポイントです。この時期はハイハイやつかまり立ちを始める赤ちゃんも多いため、避難所での安全確保用にポータブルベビーゲートやレジャーシートがあると、簡易的な赤ちゃんスペースを作ることができます。

1〜2歳

幼児食(レトルト)、お菓子(飴は誤飲リスクがあるため避け、ボーロやビスケットが安全)、お気に入りのぬいぐるみや絵本を用意します。精神的な安定のために、慣れ親しんだアイテムが1つあるだけで、子供の落ち着き方がまったく変わります。この時期は自我が芽生え始めるため、「いつもと違う」状況へのストレス反応が強く出やすい年齢です。夜泣きが増えることも想定して、周囲への配慮グッズ(耳栓の配布用など)も検討しておくとよいでしょう。

避難所での赤ちゃんとの過ごし方

泣き声問題への対処

避難所で赤ちゃんが泣くのは自然なことです。しかし周囲の目が気になって精神的に追い詰められるパパ・ママは少なくありません。事前に自治体の避難所運営ガイドラインを確認して、母子専用スペースや福祉避難所がある施設を把握しておくことが大切です。福祉避難所は一般の避難所とは別に設置されており、乳幼児連れの家族が優先的に利用できます。お住まいの自治体のホームページで、最寄りの福祉避難所を確認しておきましょう。

衛生管理の注意点

避難所は衛生環境が十分でないケースがほとんどです。赤ちゃんは免疫力が低いため、手指消毒の徹底が欠かせません。使い捨て手袋があると、おむつ交換時の衛生管理がしやすくなります。おむつ替えシートも1枚入れておくと、場所を選ばずに清潔な環境でおむつ交換ができます。使用済みおむつは防臭機能付きのビニール袋に密封して処理し、他の避難者への配慮も忘れないようにしましょう。

在宅避難の準備も忘れずに

赤ちゃんがいる場合、可能であれば在宅避難のほうが負担は少なくなります。避難所生活は赤ちゃんにも保護者にもストレスが大きいためです。授乳の問題、泣き声の問題、感染症のリスク。どれをとっても自宅で過ごせるに越したことはありません。

在宅避難を選択できるようにするには、自宅の備蓄を7日分以上に増やしておくのがおすすめです。水、ミルク、おむつ、離乳食を多めに確保し、消防庁が推奨する在宅避難の基準を参考にしながら準備を進めましょう。自宅の耐震性に問題がないことが在宅避難の前提条件になるため、築年数が古い場合は耐震診断を受けておくと安心です。

ナビ助
ナビ助
赤ちゃんがいるなら在宅避難の備えを厚めにしておくのがおすすめだよ。おうちにいられるほうが、赤ちゃんもパパ・ママも安心だからね

パパ・ママの心構え

災害時に保護者が不安でパニックになると、その感情は赤ちゃんにも伝わります。だからこそ、事前の準備が心の余裕を生むのです。「備えがあるから大丈夫」と思えるだけで、冷静に行動できる確率は格段に上がります。防災バッグを用意して中身を確認するだけでも、心理的な安心感は大きく変わるでしょう。

また、パパとママで役割分担を事前に決めておくことも重要です。「パパは防災バッグを持つ」「ママは赤ちゃんを抱っこして避難」など、シンプルなルールを共有しておくだけで、いざという時の混乱を最小限に抑えられます。国立保健医療科学院にも災害時の母子保健に関する情報が掲載されています。一度目を通しておくと、いざという時の判断材料が増えるでしょう。

まとめ:赤ちゃんの備えは「今の月齢」に合わせて

赤ちゃんの成長は早いため、防災グッズも月齢に合わせてこまめに更新する必要があります。おむつのサイズ、離乳食の段階、着替えのサイズ。月1回の見直しを習慣にして、常に最新の状態を保つことが何よりも重要です。毎月1日を「防災バッグチェックの日」と決めておくと、忘れにくくなります。

赤ちゃんを守れるのはパパとママだけです。避難所に赤ちゃん用の物資はほとんどないと考えて、自分たちで備えることが家族を守る最大の防災対策になります。今日のうちに、防災バッグの中身を一度確認してみてください。

※2026年4月時点の情報です。

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